霧恐怖症は雪恐怖法のような自然環境型の恐怖症として知られています。

 

似たような恐怖症として挙げられる雷(雷鳴)恐怖症は動物としての本能が起因するものですが、霧恐怖症は本能と予期不安の半々の理由で引き起こされ、閉所恐怖症のような不安感も出る事があるので注意が必要な恐怖症です。

 

英語ではNebulaphobia(ネビュラフォビア)と表記されます。

 

 

霧恐怖症とは?

 

悩む人の多さ:★★☆☆☆

生活密着度 :★★★☆☆

克服可能度 :★★★☆☆

総合危険度 :★★★☆☆

(各評価指数について)

 

特に都市部で霧に出くわす可能性は低いと思いますが、地域によっては霧を避ける事ができない場合もあります。

 

症状の重さによっては故郷を捨てなければならない事もありますので、本格的な治療に取り組む事が勧められます。

 

しかし閉所恐怖症や暗所恐怖症を合併している場合は完全に克服する事は難しいとされ、克服よりは軽減に向けた治療が優先されるようです。

 

 

霧恐怖症の原因と症状

 

霧が出ると当然視界が狭くなり、遠くのものに対する視認性が悪くなります。

 

その事から予期ができない事が起こるかもしれないという不安につながります。

 

また前述の通り閉所や暗所に対する恐怖症に似た原因を持っている事も多く、自然環境型の恐怖症としてひとくくりにできない部分があります。

 

本当の原因を探る事をしないと症状は悪化してしまう可能性があるので注意が必要です。

 

症状は強い不安感や動悸、発汗があり、重症の場合は吐き気やパニック発作の例も報告されています。

 

 

霧恐怖症への対処、克服法や注意点

 

霧恐怖症の克服へ向けては、まず原因をはっきりさせる事が先決です。

 

原因によって治療の方法は変わります。基本的には認知行動療法が試されますが、原因によって様々な技法が組み合わされる事が多いようです。

 

どのような原因があるにせよ、家族や周囲への理解を得る事が克服への第一歩となります。

 

周囲の援助を求めながら中長期的な治療をするのが効果が高いとされ、医師やカウンセラーの指示の下で治療にあたる方が効果が出やすい傾向にあります。

(各恐怖症に有効な治療法の一覧)

 

 

まとめ

 

霧恐怖症は自然環境型の恐怖症ではありますが、暗所や閉所恐怖症のような原因を持つ場合もあり、原因によっては治療法も変わります。

 

しっかりと原因を究明し、ご自身に合った治療を試す事が克服への近道となります。

 

あなたが霧恐怖症を克服できる日が来る事を心から願っています。