雪が怖いという雪恐怖症は世界中で例が報告されています。雷恐怖症や霧恐怖症と同類である自然環境型の恐怖症の一種とされ、英語ではChionophobiaと表記されます。
珍しい恐怖症と思われがちですが、自然環境型の恐怖症の中では悩む人の数は2番目に多いとされています。このページでは雪恐怖症について原因や症状、克服法について詳しく解説していきます。
雪恐怖症とは?
悩む人の多さ:★★☆☆☆
生活密着度 :★★★☆☆
克服可能度 :★★★☆☆
総合危険度 :★★★☆☆
雪恐怖症は雪自体に恐怖を感じて、触れるだけでなく見るだけで恐怖感が出るケースもあります。
重症の場合は天気予報を頻繁に何度も詳しくチェックしないと外出できないようになるという例もあります。
さらには天気予報自体が怖くて見れないという人もいるようです。空から白いものが降ってくるという事自体に恐怖を覚える場合が多く、滑ってしまう危険性が怖いという事はほとんど見られません。
また、雪の粒の大きさが大きいほど強い恐怖を感じる傾向があります。
雪恐怖症の原因と症状
雪が怖いという原因は、単純に空から白いものが降ってくる事に対する恐怖の例と、体温が奪われて死ぬと連想してしまって恐怖を感じる例があります。
症状としてはほとんどが共通で、頭痛や吐き気、動悸、震えがあり、ひどい場合だとパニック発作の実例もあります。
また周囲の理解も得られにくく、広場恐怖症に発展する恐れもありますので、日常生活に支障があるようなら注意しなければなりません。
雪恐怖症への対処、克服法や注意点
雪に恐怖を感じる人でも傘を持っていると問題ない人もいますが、雪自体に強い恐怖を持ち、雪の日は全く外出できないようでしたら克服へ向けて治療する事をおすすめします。
自然環境型の恐怖症全般で言える事ですが、どちらかというと幼少時での例が多く、その場合は成長と共に軽減されていくようです。
大人になっても強く悩まされる場合、治療法としては認知療法が主に試され、曝露療法、認知再構成法が併用されるケースがありますが薬物治療はごく稀です。
克服への第一歩はまず家族や周囲からの理解を得る事です。医師やカウンセラーの指導の下、雪恐怖症の克服治療にあたってください。
まとめ
雪恐怖症は自然環境型の中でも2番目に多く確認されている恐怖症です。
白いものが空から降ってくる事に違和感を感じ、恐怖症へと発展するケースが多いようです。
他の恐怖症も併発する可能性もあるので、状況によっては医療機関での治療は必要です。
あなたが雪恐怖症を克服できる日が来る事を心から願っています。