このサイトでは様々な恐怖症を紹介していますが、言葉だけでなく数字に対しての恐怖もあります。

 

その一例が今回解説する「4恐怖症」というもので、特に日本人や東アジア圏に多い恐怖症なのが最大の特徴です。

 

英語ではTetraphobia(テトラフォビア)と表記され、欧米でも認知が高まっています。このページでは4恐怖症についての詳細を解説していきます。

 

4恐怖症とは?

悩む人の多さ:★★☆☆☆

生活密着度 :★★★★☆

克服可能度 :★★★☆☆

総合危険度 :★★★☆☆

(各評価指数について)

 

4恐怖症に悩む人は日本においても比較的少ない傾向にあるものの、極度な症状に悩む人もいる恐怖症である事が特徴です。

 

日常生活において4という特定の数字を回避することは困難なので、症状によっては克服へ向けての対処をする必要があります。

 

 

4恐怖症の原因と症状

 

日本語だけでなく、広東語や朝鮮語、ベトナム語でも「四と「死」が同音であり、これが4恐怖症の原因のほとんどを占めます。

 

特に日本では「四」を忌避するという記録が平安時代からあり、日本文化に深く根差しています。

 

特に病院での部屋番号では4という数字が飛ばされる事が多くあり、他にも駐車場などで4という番号を忌避する傾向にあります。

 

文化依存症候群として認めるかどうかという部分に関しては、国際的な議論が必要になってくるでしょう。

 

4恐怖症の症状としては拒絶感や硬直、発汗などが挙げられます。パニック発作が表れる例はごく稀ですが、自分にとって重要な番号が決まるシーンなど、状況によっては注意する必要があるかも知れません。

 

 

4恐怖症への対処、克服法や注意点

 

漢字文化圏全体でも言えますが、日本では縁起が重要とされています。

 

四という数字だけでなく「し」という音も嫌われる傾向がある事から、日常生活で完全に避ける事はほぼ不可能です。

 

症状が重いケースや心配な場合は医療機関への受診をおすすめします。治療法としては認知行動療法が優先される事がほとんどで、状況によっては複数の技法が併用されます。

 

薬物療法が試されるケースは稀ですが、克服へ向けて採用する判断がされる場合もあります。

(各恐怖症に有効な治療法の一覧)

 

 

まとめ

 

4恐怖症は漢字文化圏である国に多く、日本でも症状に悩む人がいます。

 

完全に回避する事が難しく、症状が強く出る場合は日常生活への影響が心配されるので、医師やカウンセラーの指導の下で克服に向けての治療にあたる必要もあります。

 

あなたが4恐怖症を克服できる日が来る事を心から願っています。