数字が関係する限局性恐怖症はいくつか存在し、代表的なものでは13恐怖症4恐怖症などが挙げられ、偶数恐怖症や奇数恐怖症などもあり、数字以外ではアルファベット恐怖症などがあります。

 

特定の数字や文字、記号などに対する恐怖の原因は全て解明されておらず、現在も世界中で研究の対象となっています。

 

このページでは2恐怖症の原因や症状、克服法について詳しく解説していきます。

 

 

2恐怖症とは?

 

悩む人の多さ:★☆☆☆☆

生活密着度 :★★★★☆

克服可能度 :★★☆☆☆

総合危険度 :★★★☆☆

(各評価指数について)

 

2恐怖症に悩む人の数は数字に対する恐怖症の中ではかなり少ない方ですが「2と4恐怖症」呼ばれる事もあり、4恐怖症を含めると中程度の数になると言われています。

 

特定の数字が原因となる事から生活密着度は高く、日常生活で2という数字を完全に避ける事は非常に困難を極める事は言うまでもないでしょう。

 

特に生理的な嫌悪が関わる場合は完全克服する事は難しく、基本的には日常生活に支障をきたさない程度にまで軽減させる事が治療の目的となります。

 

 

2恐怖症の原因と症状

 

日本では4という数字が「死」を連想する事から避けられ、西洋では13という数字が忌み嫌われている事はあまりにも有名ですが、2という数字にはどういった負の要素があるのでしょうか。

 

これには諸説あり、1(1番)ではない事に恐怖を感じる例や2の倍が4であったり2を数えるとの次の次には4が来るという事が恐怖の原因となる説が有力とされています。

 

他には2という数字にまつわる過去のトラウマ体験が原因となっているケースも報告されています。

 

中には特に心当たりがないという例もあり、2恐怖症の本当の原因は謎のままです。

 

しかし数字や文字、記号などが関係する恐怖症と何らかの関わりを持つと言われており、この説が一定の支持を得ています。

 

症状としては心拍の乱れや硬直、吐き気などが見られ、重症時では想像しただけで嘔吐やパニック発作に至る例も確認されています。

 

 

2恐怖症への対処、克服法や注意点

 

恐怖の対象となる根拠が分からない数字や記号に対する恐怖症の場合は特に家族や周囲の理解を得る事が難しく、相談できずに引きこもりの原因となってしまう例が後を絶ちません。

 

克服を望むのなら、まずは周囲と話し合い理解を得る事が克服へ向けての第一歩となります。

 

ただし独自の治療法を実践する事は逆に重症化を招くリスクが高く、治療は医療機関で行うのが大前提となります。

 

治療には主に認知行動療法が優先され、実際に2という数字を見ても何も起こらない事を確認する曝露療法(エクスポージャ法)をはじめ、必要に応じて認知再構成法や自己教示訓練法などの技法が組み合わされます。

 

前述の通り、完全克服が難しい場合は日常生活に支障をきたさない程度にまで軽減させる事が治療の目的とされます。

(各恐怖症に有効な治療法の一覧)

 

 

まとめ

 

2恐怖症は他の数字や記号が関係する恐怖症と密接な関連を持つと考えられていますが、その全容は未だ解明されていません。

 

家族や周囲の理解を得にくい事から、まずは打ち明ける事が重要だと言えるでしょう。

 

治療に当たっては必ず医師やカウンセラーの下で治療に取り組む事をおすすめします。

 

あなたが2恐怖症を克服できる日が来る事を心から願っています。