爬虫類や両生類を好きか嫌いかは意見が分かれる事が多いのですが、中には蛙だけに対して恐怖を感じる人も存在します。
単なる嫌悪ではなく恐怖となる理由は様々で、色々な研究が進められています。
このページでは蛙恐怖症の原因や症状、克服法について詳しく解説していきます。
カエル恐怖症とは?
悩む人の多さ:★★★☆☆
生活密着度 :★★☆☆☆
克服可能度 :★★☆☆☆
総合危険度 :★★★☆☆
蛙を日常生活で避ける事ができるかどうかは住んでいる地域にもよりますが、引っ越し先の選択に影響が出る事が指摘され、出張や転勤に関してまで考えると職業選択にも影響する可能性があります。
本能的な部分が関わる場合の克服難易度は高いと言われており、克服に時間がかかるケースが後を絶ちません。
蛙恐怖症の原因と症状
蛙が恐怖の対象となる原因は様々で、生理的や本能的にどうしても受け付ける事ができない例や、過去に何らかの経験がトラウマになった例、カエルの表面の質感に恐怖を感じるという質感恐怖症や粘膜恐怖症が元になっているケースもあります。
症状としては震えや硬直、心拍の乱れ、吐き気などがあり、重症時には想像しただけで嘔吐したり、パニック発作に至った例も報告されています。
また実際の蛙だけでなく、蛙を模したキャラクターや「蛙」という文字を見ただけで症状が出る事も実例として確認されています。
蛙恐怖症への対処、克服法や注意点
幼少期に蛙を極端に怖がる例もありますが、恐怖症と診断される事が少なく、成長と共に自然と軽減されていく事が期待される傾向にあります。
そのため、真性の蛙恐怖症の場合、とても苦痛に感じたという経験談も多く、安易に決めつけるのは危険だと言えるでしょう。
大人になって蛙に恐怖を感じるケースでは限局性恐怖症が疑われ、症状によっては治療などの対応が必要となる場合があります。
治療法は認知行動療法が中心となりますが、重度の場合で曝露療法(エクスポージャ法)が使われる事は少なく、系統的脱感作法や森田療法などの技法が優先され、個々の症状によって組み合わせて治療に臨む事も多くあります。
薬物治療が選択される事はほとんどありませんが、不安障害に至る場合は投薬治療から始める事もあります。
家族や周囲からの理解を得にくい場合もありますので、十分に話し合った上で医療機関での受診が推奨されています。
まとめ
蛙恐怖症の原因は様々で、他の恐怖症を合併している可能性のある危険な恐怖症で、子どものケースでは見逃される傾向にあるので慎重な判断が必要です。
治療にあたっては医師やカウンセラーの下で治療に取り組む事で高い効果が得られ、軽減や克服への近道になる事が分かっています。
あなたが蛙恐怖症を克服できる日が来る事を心から願っています。