花恐怖症は比較的珍しい恐怖症に分類されますが、花は怖くないと認識できていて、さらには花に興味がある人に多いという特徴的な恐怖症です。

 

特定の花が対象である場合や、ほとんどの花に対して恐怖を抱く人もおり、原因や克服法の研究が進められています。

 

この記事では花恐怖症について詳しく解説していきます。

 

花恐怖症とは?

 

悩む人の多さ:★★☆☆☆

生活密着度 :★★★★☆

克服可能度 :★★☆☆☆

総合危険度 :★★★☆☆

(各評価指数について)

 

花に対しての恐怖に悩む人は多くいませんが、決して少なくはありません。

 

日本では別名「恐花症」とも呼ばれ、昔から知られていた恐怖症だという指摘もあります。

 

結婚式やお葬式、入学式や卒業式の他、様々な式典で花は用いられるので、いざという時に避けられない事に悩む人が多いようです。

 

 

花恐怖症の原因と症状

 

恐怖症には珍しく、花恐怖所に悩む人のほとんどが花が好きで興味を持っています。

 

言うまでもなく、花が危険ではない事を認識できています。そんな中で花恐怖症になってしまう原因はその「花好き」自体にあります。

 

花が好きなので花について考えたり、花の構造について考えたり調べている内に花のグロテスクな部分を見てしまい、恐怖症になる例が代表的です。

 

似たような恐怖症である集合体恐怖症との類似点が指摘されていますが、集合体恐怖症とは全く別の恐怖症であるという見解が支持されています。

 

他の例では花に関しての過去の経験が原因になる事もあります。症状としては、強い拒絶反応や発汗、動悸などが挙げられますが、パニック発作に至る例は報告されていません。

 

 

花恐怖症への対処、克服法や注意点

 

花恐怖症は集合体恐怖症とは別だとされていますが、植物恐怖症を併発する可能性があります。

 

重症だと判断した場合は医療機関への受診を検討しましょう。克服へ向けての治療法は認知行動療法が主に使われますが、色々な技法を試しながらの治療になる事が予想されます。

 

個人に合った治療法が見つかれば克服への近道になりますので、根気強く治療にあたる必要がある事を分かった上で取り組みましょう。

 

恐怖を感じる花を特定する事も治療の助けとなります。

(各恐怖症に有効な治療法の一覧)

 

 

まとめ

 

花恐怖症は珍しい恐怖症とされていますが、その原因も他に類を見ないものです。

 

花を完全に避けて日常を送るのは困難である事から、症状が重い場合は治療が必要です。

 

学生でも社会人でも様々な式典で花が使われる機会が多いので、一般的に思われているよりは症状は辛いものになるようです。

 

可能なら周囲の理解が得られる環境作りを目指しましょう。

 

あなたが花恐怖症を克服できる日が来る事を心から願っています。