へそに恐怖を感じるというヘソ恐怖症は英語ではOmphalophobiaと表記され、日本だけでなく海外でも確認されています。へそを触る事や、へそを触られる事、またはオヘソを見るだけで恐怖を感じる例など、人それぞれの恐怖を感じるポイントがあります。

 

本能的な部分が起因となっている可能性も研究されていますが、未だ謎が多い恐怖症と言えます。

 

へそ恐怖症とは?

 

悩む人の多さ:★★☆☆☆

生活密着度 :★★★☆☆

克服可能度 :★★☆☆☆

総合危険度 :★★★★☆

(各評価指数について)

 

へそ恐怖症に悩む人の数は多い方ではありませんが、体の一部に対しての恐怖症という事もあり、日常で完全に避けるのは簡単ではありません。

 

過去の経験が起因となる例が多いので、完全に克服するのも難しいと考えられています。

 

 

ヘソ恐怖症の原因と症状

 

へそ恐怖症は女性の方が割合が高いという結果が出ています。

 

特に出産経験者の女性が顕著で、出産時にへその緒を切った事が原因となる事が多いようです。

 

他の例では体の中心部分と言えるヘソに対する執着が触られる事に対する恐怖になっている事や、記憶自体はないものの、自分が生まれた時にへその緒を切ったという潜在的な記憶が関係しているという意見もあります。

 

また全く心当たりがないのに何故か恐怖を感じるという例もあります。症状としては過度の拒否反応や体の震え、発汗や緊張が挙げられます。思い症状の場合はパニック発作も警戒されます。

 

 

おへそ恐怖症への対処、克服法や注意点

 

ヘソ恐怖症は周りからの理解も得られにくい事もあり、一人で悩んでしまう傾向があります。

 

精神疾患や対人恐怖症に発展してしまう場合もあるので、克服への第一歩としては、やはり家族や周囲の理解を求める事が大切です。

 

特に他人のへそを見るだけで症状が出てしまう場合は周りの理解は必須で、日常生活に支障をきたす事がない環境づくりが必要になります。

 

克服へ向けた治療法としては、心理療法がまずは挙げられます。投薬治療の例はごく稀ですが、状況によっては試される事もあるようです。治療にあたっては医師やカウンセラーの指導の下で取り組む事をおすすめします。

(各恐怖症に有効な治療法の一覧)

 

 

まとめ

 

なかなか理解を得る事が難しいとされるへそ恐怖症ですが、周囲の理解や克服へ向けた治療に取り組む事によって克服できる可能性は高まります。

 

人によって原因が様々なので、自分のへそ恐怖症の原因を特定する事ができれば克服への道は開けていくでしょう。

 

あなたがヘソ恐怖症を克服できる日が来る事を心から願っています。