乗り物恐怖症という恐怖症がありますが、広場恐怖症と同じ意味を持ちます。

 

ほとんどの例が過去に乗り物に乗った際に失禁や不安を抱いた事が原因で公共の場や交通機関を避けてしまうようになったという恐怖症です。

 

一度このような経験をするとトラウマになってしまう事から、乗り物恐怖症の人は重症なケースも多くあり、対応が必要と言えます。

 

広場恐怖症とは?

 

悩む人の多さ:★★★☆☆

生活密着度 :★★★★☆

克服可能度 :★★★☆☆

総合危険度 :★★★★☆

(各評価指数について)

 

広場恐怖症は文字通り乗り物に乗る事に対して恐怖を感じるもので、電車や車、バス、エレベーターなどが対象の乗り物として挙げられます。

 

公共の交通機関に乗れないのが代表的な例ですが、公園などの公共の場や、閉鎖された空間に対するものも広場恐怖症と診断されるケースもあります。

 

現代の生活ではこれらの状況を完全に避けて日常を過ごすのは困難で、生活にも支障をきたす危険性が高いのが特徴です。

 

 

広場恐怖症の原因と症状

 

広場恐怖症に悩む人は、何らかの形で過去に乗り物に乗っている時に困った経験があるケースがほとんどです。

 

公共の乗り物の中でトイレなどの生理現象に耐えられなかったり、怖い思いをしたり、乗り物が関連する事故のニュースを目の当たりにして恐怖を覚えるようになった例もあります。

 

主な症状は極度の緊張、発汗、胃痛、めまい、身震い、窒息感、があり、胸部の痛みを感じるという報告例もあります。

 

珍しい例では乗り物に関する特定の製造方法だけに症状が表れる事もあります。

 

 

広場恐怖症への対処、克服法や注意点

 

広場恐怖症の治療に際しては認知行動療法、特に曝露療法が試されます。

 

心理療法士やカウンセラーの立ち合いの下で実際に乗り物に乗り、実際には不安に思っている事が起こらないという事実を確認する事で症状が軽減されたり克服に向かっていきます。

 

他にも自己教示訓練法が取り入れられるケースもあり、認知再構築法が試される事もあります。各々のトラウマ経験が原因になっているので、事前にその不安への対処をし、気持ちを落ち着かせる事も克服への有効な方法となっています。

 

乗り物が恐怖の対象ではない場合も同様の治療が行われますが、医師やカウンセラーの立ち合いの下で実践すると効果が上がると言われています。

(各恐怖症に有効な治療法の一覧)

 

 

まとめ

 

広場恐怖症は意外と多くの人が苦しんでいますが、日常生活においては避ける事が困難なので最悪は引きこもってしまう可能性がある危険度が高い恐怖症です。

 

外出できないほどの重度な恐怖を感じる場合は医療機関への受診をおすすめします。

 

あなたが広場恐怖症を克服できる日が来る事を心から願っています。