雷恐怖症は雷鳴恐怖症とも呼ばれますが、雷(雷鳴)が怖いというのは人間の本能でもあります。犬などの動物も雷を怖がる事は知られており、どんな動物でも当てはまると言えます。
問題は雷の雷鳴を聞いた時の恐怖心から出る症状の重さです。この記事では原因や症状、克服法や注意点について詳しく解説していきますので、参考にしてください。
雷恐怖症とは?
悩む人の多さ:★★★☆☆
生活密着度 :★★★☆☆
克服可能度 :★★★★☆
総合危険度 :★★☆☆☆
前述の通り、ほとんどの動物、特に陸上に住む哺乳類は雷や雷鳴を怖がる傾向にあります。
これは自分の身を守る本能なのですが、現代人の雷恐怖症はその延長上にあります。
過去の経験などによって過剰に反応してしまい、具体的な症状が出てしまう状態を指します。
雷恐怖症の原因と症状
雷恐怖症の原因として最も多いのは雷鳴の大きさで怖い思いをした事による予期不安が挙げられます。
人間としての本能に起因するので子ども多い例ですが、大人になっても悩む人も多くいます。他の原因としては雷雲が宇宙人の侵略のサインであると捉えてしまい、恐怖を感じるといった例があります。
雷が鳴っても安心だと分かっていながらも恐怖心から逃れられない事で、思っているよりも大きな苦しみに発展してしまいます。
症状としては数ある恐怖症の中でも幅広く、震えや突発的な叫び、心拍上昇や発汗、吐き気やパニック発作などが挙げられます。
重症の場合は広場恐怖症も併発する可能性もあり、危険度は高めであると認識する必要があります。
雷恐怖症への対処、克服法や注意点
日常で雷が続くという事はあまりないと思われますが、自宅や外出先で雷や雷鳴に遭遇した時は簡単に避ける事はできません。
耳を塞いだりできるだけ奥に移動するのが関の山です。なので天気予報や雷雲の軌道を異常に気にしたり、それを外出するかどうかの基準にしてしまうほどになる事が雷恐怖症の診断基準になっています。
克服法としては行動療法で耐性を付けるのが最も有効とされています。医師の指導の下、雷雲に身を置いて時間を置き、安全を確認するのが王道の治療法です。
まとめ
雷恐怖症はアメリカでは動物恐怖症や高所恐怖症に次いで多く見られる恐怖症です。単に怖いだけでなく具体的な症状が出るのが特徴で、重症化すると他の恐怖症を併発したり引きこもってしまう可能性があるので、十分な注意が必要です。
あなたが雷恐怖症を克服できる日が来る事を心から願っています。