高い所が怖いという人は多くいますが、これは本能的には正常な反応です。高いところで危険を感じて怖がるのは身を守るために起こる自然な事ですが、ひどい状態になると1メートルにも満たない高さでも身がすくんで動けなくなってしまう人もいます。

 

この記事では高所恐怖症の原因や症状、対処法や注意点を紹介していきます。

 

高所恐怖症とは?

 

悩む人の多さ:★★★★☆

生活密着度 :★★☆☆☆

克服可能度 :★☆☆☆☆

総合危険度 :★★★★☆

(各評価指数について)

 

高所恐怖症はその程度によって判断が分かれる所ではありますが、多くの人が自覚しているのではないでしょうか。

 

単に高い所が苦手なだけでなく、身が竦んだりふらつく感じが出る人は軽度の高所恐怖症かもしれません。

 

軽度なら普段から自分が怖いと思う高さを避けたり単純に我慢する事で対応できますが、重度な人は生活にも影響してしまうケースが見られます。

 

エレベーターやエスカレーターを使えないというのが代表的な例です。また、本能的な恐怖心からくるので完全に克服するのも難しいと言われています。

 

 

高所恐怖症の原因と症状

 

高い所に恐怖を覚えるのは本能的に正常な反応ですが、極端な例に当てはまる人は注意が必要です。例として1~2メートル程度の高さでも症状が出てしまうケースや症状自体が重く出てしまう場合が当てはまります。

 

原因としては本能的な部分が敏感に反応してしまう他、不安障害を患っているのが原因であるケースもあります。特に重度の場合は後者が当てはまるようです。

 

症状としては、ただ恐怖を覚えるだけでなく、吐き気があったり重度になるとふらつきやパニックを引き起こす場合もあるようなので危険だと言えます。

 

不安障害の場合、複数の恐怖症に悩まされるケースもあるようです。

 

 

高所恐怖症への対処、克服法や注意点

 

高所恐怖症の判断が難しい所として、怖いと感じる高さが人それぞれの感覚で大きく変わる事が挙げられます。

 

10階建てのビルの屋上から吊るされればほとんどの人が恐怖を感じますが、1メートルで恐怖を感じる症状の場合、周りが気付きにくい場合が多いと思われます。

 

対処法としては、まず高い所を避ける事と、どうしても仕方のない場合は同伴者や周りに予め伝える事で安心感は高まるでしょう。

 

注意点として、ごく短期間なら曝露療法によって慣れる事で症状は軽減するものの、長期的には効果が薄いとされていますので、強引な曝露療法は症状をひどくさせてしまう可能性があるので要注意です。

 

本格的に治療に取り組む場合は必ず医師の下で行いましょう。

(各恐怖症に有効な治療法の一覧)

 

 

まとめ

 

多くの人が体験する高い所での恐怖感ですが、重度の場合は生活にまで影響をきたす例もあります。

 

また高所でのふらつきなどは落下の危険に直結するので十分な警戒が必要です。

 

もしも不安障害が原因で高所恐怖症の症状が出る場合は本格的な治療に臨む事をおすすめします。

 

あなたが高所恐怖症を克服できる日が来る事を心から願っています。