暗所恐怖症は昔から知られていて、実際に悩んでいる人も多いのではないでしょうか。人間は夜行性ではないので暗闇を警戒する本能があります。そういった理由から特に子どもが暗所に恐怖を覚えるケースが多いようですが、大人になっても暗所恐怖症に悩まされる人も多くいるようです。
この記事では暗所(暗闇)恐怖症の詳細をご紹介していきます。
暗所恐怖症とは?
悩む人の多さ:★★★★☆
生活密着度 :★★★☆☆
克服可能度 :★★★★☆
総合危険度 :★★★★☆
暗所恐怖症は文字通りくらい所を怖がる事を言います。
人間の本能が起因していることのもあり、特に子どもに多く見られますが、大人でも苦しんでいる人も珍しくありません。
色々な恐怖症の中でも比較的多くの人が悩まされていて、日常生活においてできるだけ暗闇を避け、最低限の電気を常時つける事である程度は回避できますが、どうしようもない時もあります。
前述の通り人間としての本能が関係しているので、完全に克服するのはなかなか難しいと言われています。
暗所恐怖症の原因と症状
暗所恐怖症は暗闇に対する嫌悪ではなく、異常なまでの恐怖を覚えるという事を指します。
多くのケースでは息切れや発汗、動悸、震えが主な症状で、ひどい場合だと吐き気やパニックなどの症状になるケースもあります。
原因としては昼行性である人間が暗い所を警戒する事が関係しているのがほとんどですが、幼少時に暗闇で怖い思いをしてトラウマになった事が原因である人もいます。
また、暗所恐怖症が発症した時に同時に閉所恐怖症の症状も出る人もいるようです。
暗所恐怖症への対処、克服法や注意点
暗所恐怖症への対処としては、まずできるだけ不安になるような状況を作らない事が挙げられます。
どうしようもない時は一緒にいる人は近くにいる人に暗所恐怖症だという旨を伝えておくと安心です。
対処法とは逆の方法になりますが、暗所恐怖症は世界でも治療法が研究されていて、曝露療法というあえて暗闇に身を置いて時間を置き、怖がるのに値しないと実感する方法が有効だとされています。
しかし独自で実践するのは危険なので、必ず医師の指導の下で治療にあたるようにしましょう。
まとめ
暗所恐怖症には多くの人が悩んでいるようですが、病院での治療を実践する事ができます。
子どものケースはよほどひどい場合でない限り病院での治療は必要なく、成長と共に薄れていくようです。
大人で暗所恐怖症に苦しんでいる方はぜひ曝露療法を試してみてはいかがでしょうか。
あなたが暗所恐怖症を克服できる日が来る事を心から願っています。