生身の人間が抵抗できないほどの巨大生物は本能的に恐ろしいものですが、限局性恐怖症としての症状が出るようならば注意が必要です。
症状が深まってしまうと簡単に治す事が難しく、できるだけ初期段階での対処が必須となります。
このページでは巨大生物恐怖症の原因や症状、克服法を詳しく解説していきます。
巨大生物恐怖症とは?
悩む人の多さ:★★★☆☆
生活密着度 :★★☆☆☆
克服可能度 :★★★☆☆
総合危険度 :★★★☆☆
巨大生物は身近な所では水族館やTV等の中で自発的に見るもので、これらを日常で避ける事はさほど難しくありません。
しかし悩む人の数は意外と多いようで、自覚がないケースや軽度の場合は放置される傾向にあります。
近年では克服に対する難易度より、他の恐怖症を合併する可能性が高い事が問題視されています。
巨大生物恐怖症の原因と症状
巨大な生物と言っての認識の幅がありますが、多くの例では3m以上の生物が対象となる事が多いようです。
陸上では象やキリン、海ではシャチやクジラ、ホッキョクグマも対象となるケースがあります。
原因は湖恐怖所や海洋恐怖症と共通する部分があり、突然出現する可能性に対する予期不安が大半を占めます。
野生生物恐怖症との関連も指摘されていますが、完全一致はしないもののその主張自体は受け入れはじめられています。
主な症状は悪寒や心拍の乱れ、吐き気などが代表的で、重症時は嘔吐やパニック発作も確認されています。
巨大生物恐怖症への対処、克服法や注意点
本能が深く関係する恐怖症である事から簡単に対処するのは難しく、計画的なアプローチが必要となります。
克服へ向けた治療は基本的に認知行動療法が主となりますが、その中でも曝露療法(エクスポージャ法)や認知再構成法、系統的脱感作法が組み合わされて試される傾向にあります。
不安障害と診断される事は少なく、苦手なものの克服として対処する気持ちで臨んで問題ありません。
ただし克服へ向けては医療機関で受診する事が望ましく、独自の手法で行う事は危険とされていますので軽率な判断は厳禁です。
まとめ
巨大生物恐怖症は動物としての本能が元となる恐怖症ですが、他の恐怖症との合併が疑われる事もあり、慎重に判断する必要があります。
原因を見極めてから治療にあたる事が推奨されており、医師やカウンセラーの下で治療するようにしましょう。
あなたが巨大生物恐怖症を克服できる日が来る事を心から願っています。