おみくじに対して恐怖を感じる人にとっては参拝や初詣が苦痛となってしまい、楽しむ事ができなくなってしまいます。

 

珍しい類の恐怖症ですが、研究によって様々な事が分かりつつあり、克服へ向けた対処法の確立されてきているようです。

 

このページではおみくじ恐怖症の原因や症状、克服法や注意点について詳しく解説していきます。

 

 

おみくじ恐怖症とは?

 

悩む人の多さ:★★☆☆☆

生活密着度 :★★☆☆☆

克服可能度 :★★★☆☆

総合危険度 :★★★☆☆

(各評価指数について)

 

おみくじ恐怖症に悩む人の数は少ない方で、おみくじを避ける事で生活密着度も下げる事ができます。

 

しかし他の恐怖症を合併する危険性が指摘されており、放置するのは良くないという事が分かっています。

 

克服に向けた可能度は中程度ですが、合併する恐怖症によっては難易度は一気に高まります。

 

 

おみくじ恐怖症の原因と症状

 

おみくじ恐怖症の原因は大きく三つあります。

 

一つ目はおみくじが大量に結ばれている事に恐怖を感じる例で、おみくじ恐怖症というよりも集合体恐怖症の対象がおみくじになっています。

 

二つ目はおみくじにどんな事が書かれているかに対して強い予期不安を覚える例で、おみくじ自体が恐怖の対象となります。

 

そして三つ目はおみくじの結果を人に知られた時、周囲からどう思われるかが不安になって怖いという対人恐怖症がベースとなっているケースです。

 

この場合は日本独自の文化依存症候群の一つに数えられ、治療が長引く恐れもあると言われています。

 

症状は強い不安感や心拍の乱れ、発汗などがあり、対人恐怖症を合併している例での重症時にはパニック発作も確認されており、特におみくじを引く事を強要された時に見られるようです。

 

 

おみくじ恐怖症への対処、克服法や注意点

 

幼少時での例では特に注意深く対応する必要はなく、年齢と共に自然と解消されていく例がほとんどのようですが、成人での場合は注意が必要です。

 

珍しい恐怖症という事から周囲や家族や周囲の理解を得る事が難しい場合もありますが、恐怖感や症状をきちんと伝えて理解してもらう事が克服への治療へ向けた第一歩です。

 

その上で医療機関で受診し、治療に取り組むようにしましょう。

 

克服へ向けた治療は認知行動が試される事がほとんどで、曝露療法や認知再構成法などの技法を組み合わせる事によって一定の効果を期待する事ができます。

(各恐怖症に有効な治療法の一覧)

 

 

まとめ

 

おみくじ恐怖症は対人恐怖症や集合体恐怖症と関連するケースもあり、原因や症状によっては注意が必要な恐怖症です。

 

克服へ向けては医師やカウンセラーの下で治療に取り組む事が推奨されており、周囲の理解を得た上で治療にあたるようにしましょう。

 

 

あなたがおみくじ恐怖症を克服できる日が来る事を心から願っています。