アクセス恐怖症は特に1990年代後半から徐々に確認されている恐怖症で、インターネットでウェブサイトにアクセスする事に対して恐怖を覚えて症状を発します。
スマホが爆発的に普及している現代において症状の深刻さがクローズアップされており、特に職業選択の妨げとなっている事が分かっています。
現代を代表する恐怖症の一つで、特に欧米では活発な研究が進められています。
アクセス恐怖症とは?
悩む人の多さ:★★☆☆☆
生活密着度 :★★★★☆
克服可能度 :★★★★☆
総合危険度 :★★★☆☆
アクセス恐怖症に悩む人の多くは50代以上の年齢である事が分かっており、特に中年期からインターネットやスマホに関わりだした人が患者の多数を占めます。
15歳以下の若年層におけるケースは1%未満と言われており、恐怖症に悩む年代がかなり限定されている珍しい恐怖症という側面を持ちます。
他のケースでは過去に自身のブログなどで炎上した経験を持つ人がアクセス恐怖症になった例も確認されており、時代が進むにつれてきっかけが多岐に渡るようになると予測されています。
患者数は年々増加しており、ブルーライトや電磁波の影響もあるのではという研究がされています。ネット恐怖症と同じとされる場合もありますが、厳密には違う症状とされています。
アクセス恐怖症の原因と症状
今までの時代とは異なり、現代ではパソコンやスマホで簡単かつ日常的にウェブサイトにアクセスする事ができるようになりました。
しかしウェブを利用する中で詐欺にあったというトラウマ経験が元で恐怖症に陥ったり、ウェブの事を詳しく知っていく中でダークウェブの存在を極端に警戒するあまり何も信じられなくなったというのが原因の大半となっています。
他にはアクセスした先に何か突発的な怖いページが表示されるかも知れないという予期不安が強く関係するケースも報告されています。
症状は頭痛やめまい、吐き気などがあり、メールソフトを開く事ができなかったり、携帯電話を見る事を極端に避ける事がある場合は注意が必要でしょう。
アクセス恐怖症への対処、克服法や注意点
アクセス恐怖症は現在もこれからも非常に危険度が増していくと言われている恐怖症です。
ウェブの事を完全に分かる事は難しく、分からない中で利用している人がほとんどで、予期不安が煽られやすい事が特に問題視されています。
未だ全容は解明されていませんが、症状によっては克服へ向けた治療に取り組む必要があるでしょう。
対人恐怖症との関連が疑われる場合は投薬治療も選択肢に入りますが、そうでないケースでは認知行動療法で治療する事になります。
曝露療法と認知再構成法が主に使われ、それぞれの良い部分を組み合わせてたプログラムを作っていく事で克服に向けて大きく前進します。
治療にあたっては医師やカウンセラーの下で治療に取り組む事が推奨されており、家族や周囲の理解を必ず得てから実践するようにしましょう。
まとめ
アクセス恐怖症は現代社会ならではの恐怖症ですが、自覚している人は少ないと言われています。
他の恐怖症を合併する可能性もあるので、心配があるなら医療機関で受診するようにしましょう。
あなたがアクセス恐怖症を克服できる日が来る事を心から願っています。