当サイトではネットが怖いというアクセス恐怖症を紹介しましたが、インターネット恐怖症とアクセス恐怖症の原因は別だとされています。
アクセス恐怖症はインターネットに関しての知識が少ない50歳以上の年代でよく見られますが、ネット恐怖症は10代~20代の間でのケースがほとんどで、明確に区別されるべきでしょう。
このページで詳しく解説していきます。
インターネット恐怖症とは?
悩む人の多さ:★★☆☆☆
生活密着度 :★★★★☆
克服可能度 :★★★☆☆
総合危険度 :★★★★☆
どんどん発展していくインターネットやIOTに対して恐怖を持つことは、時が経つにつれて生活しにくくなるのは明白です。
生活密着度はかなり高く、完全克服も症状によっては難しいと予測されています。
総じて危険度は年々高まる傾向にあり、注意と警戒が必要な恐怖症だと言えるでしょう。
悩む人の数の少なさも高い危険性を助長しており、周囲や家族の理解が得にくいため、引きこもりの原因になる事もしばしばあるようです。
インターネット恐怖症の原因と症状
前述の通り、アクセス恐怖症はインターネット環境が苦手な人が陥る一方、インターネット恐怖症は10~20代に見られます。
その最たる原因はSNSの普及だという事が確実視されています。現代ではLINE、mixi、Twitter、Facebook、Instagramをはじめ、星の数ほどのSNSサイトや掲示板があります。
このようなリアルとオンライン上を繋ぐコミュニティの中で完璧に上手くやっていく事はもはや不可能と言えます。
誰もが一度は炎上し、リアル関係でも嫌悪され、その中でまた誰かが炎上し、そのタイミングで自分は元に戻る事ができる・・・という繰り返しを10代~20代の人たちは繰り返しています。
このような経験がトラウマ体験となって恐怖症となるケースが一番多く、またアクセス恐怖症との区別もあやふやな事から、医師の正確な診断を妨げている事が問題視されています。
症状としては極端な回避行動や引きこもりがあり、重症な例では想像しただけで嘔吐やパニック発作に至る例もあり、いじめやハラスメントが深く関係している場合は自殺の心配や不安障害に発展する危険性が指摘されています。
インターネット恐怖症への対処、克服法や注意点
ネット恐怖症に悩み、治療をしたい人は、前にも述べたようにまずは家族や周囲の理解を得る事が軽減や克服に向けての第一歩となります。
自身が生活する環境を整備してから本格的な治療を始めましょう。克服へ向けた治療は曝露療法や認知再構成法が主に採用され、完全克服は難しいかもしれませんが、ある程度の軽減は期待できるでしょう。
まとめ
インターネットで人生を若い内から棒に振ってしまう人は時代が進むにつれて多くなっているように思います。
しかしどの様な行動を取っても小さなコミュニティの中では標的にされてしまうのも現実です。
もし恐怖症の症状が出るようであれば、医療機関で受診をしてください。決して恥ずかしい事ではなく、未来を自分自身で切り開くために必要な事だと思います。
あなたがインターネット恐怖症を克服できる日が来る事を心から願っています。