ヒッチコック監督のサスペンス映画のタイトルとして有名な舞台恐怖症ですが、実際に舞台に立つ事に恐怖を感じ、限局性恐怖症としての症状を表す人も存在します。
ただ緊張するだけでなく実際に色々な症状が確認されており、改めて意識するべきだと言われています。
このページでは舞台恐怖症の原因や症状、克服法について詳しく解説していきます。
舞台恐怖症とは?
悩む人の多さ:★★★☆☆
生活密着度 :★★☆☆☆
克服可能度 :★★☆☆☆
総合危険度 :★★★☆☆
舞台恐怖症に悩む人は中程度とされていますが、世界中で見られ、特に先進国に多い事が分かっています。
極度の緊張から限局性恐怖症に移行するケースが多く、予備軍の多さも指摘されています。
舞台に立つ事を避ける事は日常生活では可能ですが、仕事面では歳を取るごとに人前や舞台に出る機会が増えるので、舞台を避け続けて症状を放置することは良くありません。
しかし完全克服への難易度は比較的高く、基本的には仕事や日常生活に支障が出ない程度にまで軽減させるのが治療の目的となります。
舞台恐怖症の原因と症状
今まではあがり症とも呼ばれ、日本を含むアジア圏で多いとされる恥を意識する文化が強く関連する文化依存症候群、すなわち対人恐怖症の一種だと認識されてました。
しかし欧米でも症例が見られる事から、アドレナリンの異常分泌を原因として疑う動きが目立つようになってきています。
また、舞台に立つだけでなく人前に立つだけでも症状が表れる時もあり、徐々に悪化していく例が後を絶ちません。
症状としては神経が刺激される事による動悸や筋肉の萎縮、貧血などが挙げられ、重症時には同行が開いたり呼吸が乱れる事もよく見られます。
舞台恐怖症への対処、克服法や注意点
マイク恐怖症のように対人恐怖症の範疇とみなされた場合は認知行動療法が治療の第一の選択肢となります。
特に曝露療法(エクスポージャ法)と認知再構成を組み合わせる事が多く、一定の効果を期待する事ができます。
交感神経やアドレナリンの異常によって症状が引き起こされる場合は薬物療法を含め様々な治療法が選択肢に入りますが、判断は医師によるので、できるだけ専門医に相談する事をおすすめします。
注意点としては、必ず家族や周囲の理解と協力を得た上で医療機関で治療に取り組む事が克服への近道となる事は間違いないと言えるでしょう。
まとめ
舞台恐怖症は対人恐怖症がベースとなるケースと、神経伝達物質が関係するケースに大別されます。
症状は時間が経つにつれて進行していく例が多い事から、症状が悪化する前に医師やカウンセラーの下で治療に取り組む事が推奨されています。
あなたが舞台恐怖症を克服できる日が来る事を心から願っています。