趣味や部活動、プロの世界も存在する色々なスポーツですが、恐怖の対象となると聞くと珍しく思われる事がほとんどです。

 

数あるでも一番多いとされるのがゴルフで、プロ選手が悩む例もあります。

 

このページではゴルフ恐怖症の原因や症状、克服法について詳しく解説していきます。

 

 

ゴルフ恐怖症とは?

 

悩む人の多さ:★★★☆☆

生活密着度 :★☆☆☆☆

克服可能度 :★★☆☆☆

総合危険度 :★★★☆☆

(各評価指数について)

 

ゴルフ恐怖症に悩む人の多さは原因によって多いとも少ないとも言われており、正確な定義付けが未だされていない事が患者数の把握の障害となっています。

 

ゴルフを避ける事で生活には影響しませんが根本の解決にはならず、ゴルフを避けて症状を放置する事を危険視する声もあります。

 

完全克服できる可能性も比較的低い方で、有効な治療法の確立が急がれています。

 

 

ゴルフ恐怖症の原因と症状

 

この恐怖症は大きく2種類に分かれるという意見が支持を得ています。まずはイップスが原因としてある場合があり、原因の大半を占めます。

 

別名「ショートパット恐怖症」とも呼ばれ、突然思うような動きができなくなるのが特徴で、ゴルフの分野で1930年ごろにトミー・アーマーというプロゴルファーの引退の原因になった事で有名です。

 

プロゴルファーの3割以上がイップスに陥った経験があるほどで、正確なメカニズムは解明されていません。

 

ショートパットのような入って当たり前のような状況で起こりやすく、これが原因でゴルフをプレイする事自体に恐怖を感じるようになります。

 

他の原因としては同伴者や後続のグループが気になり過ぎて恐怖症になるケースもあり、失敗恐怖症社会不安障害との強い関連が疑われています。

 

症状は硬直や震え、頭痛、心拍の乱れなどがありますが、重症時では嘔吐やパニック発作に至る例も確認されています。

 

 

ゴルフ恐怖症への対処、克服法や注意点

 

イップスが原因の場合、局所性ジストニアという筋肉が収縮する神経疾患を患っているかどうかを詳細に検査する必要があり、薬物療法を中心に治療していきます。

 

治療期間が長引く場合もあり、早期発見と早期治療が重要だと言われています。

 

一方で予期不安が原因となる場合は限局性恐怖症と診断され、基本的には認知行動療法が優先されます。

 

認知再構成法や森田療法などの技法が症状によって組み合わせられる事が多く、医療機関で行う事で一定の効果が期待できます。

 

注意点としては、ゴルフを避けて症状を放置する事は危険とされているので、家族や周囲の理解を得た上で医療機関で治療を行う事が推奨されています。

(各恐怖症に有効な治療法の一覧)

 

 

まとめ

 

ゴルフ恐怖症はイップスや予期不安が関連すると言われていますが確実な結果は未だ出ていない恐怖症です。

 

ショートパット恐怖症とも呼ばれますが、現代ではゴルフだけでなく他のスポーツでも見られ「魔病」として恐れられています。

 

独自の荒療治は症状の悪化を招くリスクがあるので、治療は必ず医師やカウンセラーの下で取り組むよう事が大前提となります。

 

あなたがゴルフ恐怖症を克服できる日が来る事を心から願っています。