山口百恵さんと三浦友和さんの息子さんである三浦貴大さんがカミングアウトした事で美人恐怖症は知られるようになりつつあります。

「きれいな人恐怖症」とも呼ばれ、理解されにくい事からも悩む本人は苦しみから抜け出せない傾向にあります。

 

美人恐怖症の原因や症状はどのようなものでしょうか?克服法はあるのでしょうか?詳しく解説します。

 

 

美人恐怖症とは?

 

悩む人の多さ:★☆☆☆☆

生活密着度 :★★★★☆

克服可能度 :★★☆☆☆

総合危険度 :★★★☆☆

(各評価指数について)

 

美人恐怖症に悩む人は珍しく、初めて聞いた方も多いのではないでしょうか。

 

しかし普段の生活から美人と遭遇する事を避けるのは非常に困難で、症状によっては引きこもりの原因になってしまいます。

 

美人と感じるかどうかは人それぞれですが、感性が大きく関係するので、完全な克服は難しいかもしれません。

 

 

美人恐怖症の原因と症状

 

美人恐怖症は男女比で言うと男性に多く見られますが女性での例も報告されています。

 

原因は男性と女性で違う場合が多く、男性の場合は美人に対しての恋愛に関するトラウマ体験が最も多いようです。

 

具体的には美人に告白して振られたり裏切られた経験が原因となる事がほとんどです。

 

女性の美人恐怖症の例では、美人な人にいじめられたという経験が原因となる事が大多数を占めます。

 

男女共通の原因として、美人を目の前にした時に自分に自信が持てなくなるという対人恐怖症の要素を持つケースもありますが、対人恐怖症と美人恐怖症は別の恐怖症と区別されています。

 

美人な人自体に嫌悪を感じる事は少なく、むしろ好感を持っているのに症状が表れるのが特徴的な恐怖症です。症状としては極度の緊張、動悸、吐き気が代表的ですが、重い症状の場合は痙攣や失神も確認されています。

 

 

美人恐怖症への対処、克服法や注意点

 

美人恐怖症への対処はなかなか難しいと言えるので、症状に悩む場合は医療機関で受診し、克服へ向けた治療に取り組む事をおすすめします。

 

認知行動療法の中でも色々な技法が試され、症状や原因に応じた治療が試されます。

 

曝露療法を採用する時もあれば認知再構成法、系統的脱感作法、森田療法も取り入れられる場合があり、複数の技法を組み合わせて治療にあたるケースが多いようです。

(各恐怖症に有効な治療法の一覧)

 

 

まとめ

 

美人恐怖症は男性でも女性でも悩むケースが存在する恐怖症です。

 

患者数は少ないものの、日常で避ける事が難しいことから、症状によっては克服に向けて治療を開始する事が推奨されます。

 

また、対人恐怖症を合併する危険性もあるので症状が悪化していく場合は特に注意が必要です。

 

あなたが美人恐怖症を克服できる日が来る事を心から願っています。