恐怖症の中ではかなり珍しい部類に入りますが、実際に苦しんでる人が実在する衣服恐怖症があります。基本的にはボタン恐怖症とは区別され、原因や症状は別のものになる事が多いようです。この記事では衣服恐怖症の原因や主な症状、対処法や克服する方法を調べました。周りに衣服恐怖症で悩む方がいれば、ぜひアドバイスをしてあげてください。

 

衣服恐怖症とは?

 

悩む人の多さ:★☆☆☆☆

生活密着度 :★★★★★

克服可能度 :★★★★☆

総合危険度 :★★★☆☆

(各評価指数について)

 

症例の報告数はかなり少ないのが特徴ながらも潜在的に気になっている人も意外と多いと言われています。生活への密着度が高く、重度になると社会生活に大きな影響を及ぼす危険な恐怖症です。

 

半面、完全ではないながらも克服できる可能性は高く、慣れて安全を再確認する曝露療法が有効だと期待されます。

 

 

衣服恐怖症の原因と症状

 

衣服恐怖症の原因として、衣服を着ていたことが原因で蜂などの虫に刺されたり昆虫が入り込んだ事によるトラウマが多いと考えられています。

 

また、衣服の締め付けに対して不安を覚える人もいるようです。本能が起因する部分が少ないので、子どもより大人の方が多いと言われています。

 

症状としては息がしにくくなったり、胸が締めつけられる感覚、重度の場合は吐き気、震え、パニックに発展する例が報告されています。重度で対処をしない場合は引きこもってしまう可能性もあるので、注意するべき恐怖症です。

 

 

衣服恐怖症への対処、克服法や注意点

 

衣服と生活を切り離すのは難しいので対処法や克服法は限られてしまいます。

 

衣服を避ける環境はほぼ自宅内でしかないので、衣服恐怖症に苦しんでいて自宅内で生活が完結しない場合は病院での受診が有効です。

 

曝露療法によって不安が解消されれば一気に克服することができる可能性が高いのがその理由です。

 

また、他の心理療法を併用すると症状が楽になるとも言われて、呼吸法を取り入れるもの有効とされています。軽度であるならば、ゆったりとした服を着る事で生活への支障は少なくて済むようです。

(各恐怖症に有効な治療法の一覧)

 

 

まとめ

 

衣服恐怖症は生活に密着した恐怖症なので日々ストレスがたまるでしょう。

 

しかし克服できる可能性が高い事から、医師の診断や指導の下で曝露療法や他の心理療法を試してみる事をおすすめします。

 

あなたが衣服恐怖症を克服できる日が来る事を心から願っています。