薬物恐怖症はイリーガル(非合法)ドラッグに対するものではなく、病院などで処方される治療薬に対して恐怖を感じるというものです。薬に対して恐怖を感じる薬物恐怖症は、その特性から、予備軍とも言える状態を含め正確な人数の把握が非常に難しいとされています。
悩む人は世界中にいる事が確認されていますが、完全に解明する事が難しい恐怖症と言えるでしょう。
薬物恐怖症とは?
悩む人の多さ:★★☆☆☆
生活密着度 :★★★☆☆
克服可能度 :★★★★☆
総合危険度 :★★★★☆
イリーガルな非合法ドラッグに対して恐怖を感じるのは特段問題はなく、むしろ正常な反応とされています。
非合法ドラッグの中毒者が起こす行動に対しての恐怖はニュースなどで見る事あるのでその怖さは共通しているでしょう。
しかし病院で処方される薬に対して恐怖を持つのはどういった原理から起こるのでしょうか。
薬物恐怖症の原因と症状
薬物恐怖症は病院から治療薬が出される事に恐怖を感じる状態です。
原因としては、薬を飲む事によって自分が大きく変わってしまい、他人に迷惑をかけてしまうのではないかという不安が恐怖になるという予期不安が挙げられます。
つまり対人恐怖症といても扱われ、社会不安障害と診断される事もあります。
他の恐怖症を併発する恐れがあるため、注意する必要があります。
症状としては多量の発汗や心拍の上昇、胃痛や頭痛、重い症状ではパニック発作も確認されています。
かかる病院のコンプライアンスに極端な不安を持つ例もあり、原因や症状は人それぞれ違う傾向が顕著です。
薬物恐怖症への対処、克服法や注意点
ご自身が薬物恐怖所かもしれないと自覚しているなら、まずは家族や周囲の理解を得る事をおすすめします。
その上で克服へ向けての治療に取り組みましょう。治療法はほとんどの場合で認知行動療法が優先されます。
薬物に対する恐怖症のため、投薬はほぼありません。このケースでは曝露療法も回避する必要があるので、医師やカウンセラーと時間をかけて克服へ向けての取り組みをする必要があります。
なお、治療の後期では曝露療法が取り入れられる事もあります。克服には長い期間がかかる傾向がありますが、克服できる可能性は高い方なので、医療機関の指導の下で実践することをおすすめします。
克服する事ができれば他の病気も投薬によって治すことができるので、これからの人生が大きく変わると言えます。
まとめ
病院で処方される薬に対して恐怖を感じる薬物恐怖症は、対人恐怖症の範疇と考えられていますが、治療には独自のスキームが必要です。
克服に向けては必ず医療機関で受診をし、克服に向けての治療を進めていく事をおすすめします。
あなたが薬物恐怖症を克服できる日が来る事を心から願っています。