書籍恐怖症は本という物体が怖いのではなく本の内容に対する恐怖症で、本の種類によって恐怖の対象かどうかが分かれる事が多いようです。

 

特に歴史書や有名書籍、自己啓発本に対して恐怖を感じる人が多く、読む事によって起きる影響が恐怖の対象となります。

 

このページでは書籍恐怖症の原因や症状、克服法について詳しく解説していきます。

 

 

書籍恐怖症とは?

 

悩む人の多さ:★★☆☆☆

生活密着度 :★★★☆☆

克服可能度 :★★☆☆☆

総合危険度 :★★★☆☆

(各評価指数について)

 

本や書籍に対する恐怖に悩む人の多さは少ない方ですが、考え方や思想が関係するため完全克服は難しいとされています。

 

単に頑固だと勘違いされる事も多く、家族や周囲の理解を得る事が難しいという側面を持ち、理解者がいないとより苦しい状況となります。

 

英語ではBibliophobiaと表記され、特に欧米では限局性恐怖症の一つとして認識されています。

 

 

書籍恐怖症の原因と症状

 

人類は言葉を操ってコミュニケーションを行ってきました。それは口頭だけでなく書物としても残され、継承され続けました。

 

時にそれは人々を導いてきましたが、社会へ良くも悪くも影響し、洗脳に近い形で使われた事もありました。

 

このような背景の中、本を読むと自分が変わってしまうのかと不安になり、それが書籍への恐怖となったのが書籍恐怖症です。

 

欧米では宗教が関係する聖書恐怖症との関連が深いともされていますが、歴史書や著名な書籍、自己啓発本などを読んで実践して失敗した事によるトラウマ体験が原因となる事も多いようです。

 

自分への影響を極端に避けるような状態になると、漫画や小説に対しても恐怖を抱くようになり、本を触る事や周りからの意見やアドバイスに対しても強い反発を示し、引きこもりの原因になる事も懸念されています。

 

症状としては硬直や頭痛、吐き気等があり、重症時は嘔吐なども見られます。

 

 

書籍恐怖症への対処、克服法や注意点

 

書籍恐怖症への治療法は主に認知行動療法が試され、森田療法や認知再構成法を組み合わせる事が多いようです。

 

症状が進み過ぎると不安障害と診断される事もあり、この場合は薬物治療が選択されて治療期間も長期化してしまいます。

 

いずれにせよ医療機関での受診が望ましく、独自の方法や荒療治は禁物であると言われています。

(各恐怖症に有効な治療法の一覧)

 

 

まとめ

 

書籍恐怖症は個人の考えや思想の妨げになる事に対して恐怖を感じる恐怖症です。

 

単に頑固だと誤解される事も多いので、できるだけ周囲の理解を得た上で治療に取り組む事をおすすめします。

 

医師やカウンセラーの下で治療をする事で一定の効果を見込む事ができるでしょう。

 

あなたが書籍恐怖症を克服できる日が来る事を心から願っています。