世の中にはたくさんのゲームをするためのハードウェアやソフトウェアがあり、現代ではスマホやSNSの普及によって様々な種類のソーシャルゲームが星の数ほど存在する時代になりました。
これによって子どもだけでなく大人も一斉にゲームに興じるようになりましたが、中にはゲーム恐怖症に苦しむ人も増えています。
このページではゲーム恐怖症の原因や症状、克服法について詳しく解説していきます。
ゲーム恐怖症とは?
悩む人の多さ:★★☆☆☆
生活密着度 :★★☆☆☆
克服可能度 :★★★☆☆
総合危険度 :★★★☆☆
ゲーム恐怖症に悩む人の数は子供向けゲームが主流だった時代はほぼ皆無だったにも関わらず、最近では増えてきています。
これは通信技術や速度の発達によりオンラインマルチ-ゲームが主流となった事が引き金となっている事が確実視され、別名オンラインマルチゲーム恐怖症とも呼ばれています。
またSNSを通じた大人向け(全世代向け)のライトなゲームが爆発的に増えたという背景も大きく影響してるようです。
そのため大人だけでなくゲーム恐怖症に苦しむ子どもも増えつつあります。
日常においてゲームを回避する事はある程度可能ですが、紹介されたり勧められたゲームを全くしない事は人間関係において亀裂を生む可能性をはらむ事は注意しないといけません。
状況によっては職場での人間関係に支障をきたす事も予想され、場合によっては治療が必要となるケースもあります。
一方で適切な治療を受ける事によって完全克服する事も十分に可能ですが、放置すると重症化を招くリスクが高まります。
ゲーム恐怖症の原因と症状
この恐怖症に陥る原因は多くあり、過去にゲームに依存してしまって失敗したという過去のトラウマ体験が原因となった例、勝敗が決まる事に恐怖を感じるという予期不安が原因となる例、リアルな生活からゲームの世界に浸る事に対する違和感など多岐に渡ります。
ギャンブル恐怖症との関連が疑われるケースや何かが決定する事が恐怖の対象となるケースなど、確実分かっていない事まだまだが多く、世界レベルで研究の対象となっています。
一時はソーシャルゲームを通じて自分が他の人からどう映っているかが気になるという観点から対人恐怖症が関係すると考えられていましたが、他にも原因があるという意見が最近では支持を得ています。
主な症状は極度の緊張や心拍の乱れ、イップス様の症状などが見られますが、重症時には嘔吐やパニック発作に至る例も報告されています。
スマホやTVゲームだけでなく、トランプなどのカードゲームやボードゲームなど、本来は家族や親族、仲の良い友人で楽しむゲームも恐怖の対象となる事もあるので症状によっては注意が必要です。
ゲーム恐怖症への対処、克服法や注意点
たかがゲームだと思い時間の無駄だと考える人もいますが、限局性恐怖症として上述の様な症状が表れる場合は治療が必要で、放置する事は得策ではありません。
周囲の理解を得にくいという特徴もあり、周りから白い目で見られて引きこもりの原因となる可能性も捨てきれず、危険な恐怖症と判断する研究者もいるほどです。
治療にあたっては、まずは家族や周囲の理解と協力を得る事が克服への第一歩となるでしょう。
治療法は認知行動療法が最優先で、実際にゲームをしてみたり、勝敗によって人間関係に影響しないという事を確認するという曝露療法(エクスポージャ法)が特に有効とされ、スタンダードな技法として活躍されています。
薬物療法によって治療が長期化する事はほとんどなく、比較的短期での治療である程度克服できるケースが多く見られます。
しかし独自の治療法を実践する事は危険で、重症化を招く原因となり得る事は忘れてはいけません。
まとめ
ゲーム恐怖症は大人だけでなく子どもにまで広がりつつある恐怖症で、スマホやSNSの神道と共に患者数は増え続ける一方です。
ゲームを全くしないというスタンスは現代では社会生活においての人間関係に影響する可能性があります。
限局性恐怖症としての症状が表れる場合は治療が必要ですが、必ず医師やカウンセラーの下で治療に取り組む事が前提となります。
あなたがゲーム恐怖症を克服できる日が来る事を心から願っています。