詩(ポエム)を読む事に強い恐怖を覚えるという恐怖症で、少数であるものの特に海外で多くの例がみられます。

 

英語ではMetrophobia(メトロフォビア)と表記されますが、地下鉄のメトロではなくポエム(詩)を指します。

 

このページではポエム恐怖症の原因や症状、克服法を解説していきます。

 

ポエム恐怖症とは?

 

悩む人の多さ:★☆☆☆☆

生活密着度 :★★☆☆☆

克服可能度 :★★★☆☆

総合危険度 :★★★☆☆

(各評価指数について)

 

ポエム恐怖症で強い症状が出る人は比較的少ないとされますが、その分認知度は低く、単に緊張しているだけの状態と混同されてしまいがちです。

 

詩を避ける事で日常生活に大きく影響する危険は回避できますが、克服を目指す場合は、まずは周囲への理解を得る事が克服への第一歩となります。

 

 

ポエム恐怖症の原因と症状

 

ポエム恐怖症の原因は詩を読んでも理解できないのではないかという不安や、詩が理解できないから上手く読めないのではないかと強く思ってしまう事にあります。

 

また詩の表現が理解できない事で周りから悪く思われるのではないかという対人恐怖症に似た原因を持つケースもあります。

 

人によってはポエムを書くことに恐怖を覚える例もありますが、原因は読めないタイプのポエム恐怖症と共通しています。

 

症状としては極度の緊張、多くの発汗、呼吸の乱れ、震え、吃音(どもり)があり、重症の場合は極端な逃避行動も確認されています。

 

 

ポエム恐怖症への対処、克服法や注意点

 

ポエム恐怖症への対処はポエムを避ける事が挙げられます。どうしても人前で詩などを朗読しなければならない可能性がある環境にある場合は、周囲へポエム恐怖症だという旨をきちんと伝えて理解してもらうようにしましょう。

 

克服へ向けた治療法としては認知行動療法が中心となります。また、必要に応じて複数の技法を組み合わせるケースもあるようです。

 

ポエム恐怖症での強い症状に悩む場合は医療機関で受診し、克服へ向けた治療を行う事をおすすめします。

 

 

まとめ

 

ポエム(詩)恐怖症は全体の割合で見ると珍しい部類の恐怖症ですが、苦しむ人が一定数いる事が報告されています。

 

ポエムの表現が理解できないと思う事によって症状が引き起こされ、対人恐怖症に似た性質を持ち合わせる事もあります。

 

極力避ける事で日常生活を支障なく送る事ができますが、克服を目指す場合は医療機関で受診する事が有効です。

 

あなたがポエム恐怖症を克服できる日が来る事を心から願っています。