珍しいと感じる人もいるかと思いますが、道化(ピエロ)に恐怖を感じる人は世界中に多くいます。

アメリカではピエロ禁止を訴える運動すらあり、俳優のジョニー・デップもピエロ恐怖症に悩まされているそうです。

 

本来はゆかいなキャラクターのはずがなぜ怖がられる対象になるのでしょうか?詳しく解説していきます。

 

道化(ピエロ)恐怖症とは?

 

悩む人の多さ:★★★☆☆

生活密着度 :★★☆☆☆

克服可能度 :★★★☆☆

総合危険度 :★★☆☆☆

(各評価指数について)

 

道化(ピエロ)恐怖症は特に海外で多く報告されており、日本人では比較的少ない傾向にあります。

 

不安障害とは違って嫌悪が強く表れた結果、恐怖症になってしまう事がほとんどです。

 

 

道化(ピエロ)恐怖症の原因と症状

 

ピエロ恐怖症の原因は大きく二つに分かれます。まず一つ目は、特に欧米ではサーカス等でピエロを見る機会が身近にあり、だいたい幼少期に初めてピエロを見る事が多くありますが、見慣れないものに恐怖を感じる時期にピエロを見た事で恐怖症になったというケースです。

 

そしてもう一つは濃く塗られた化粧で表情が分からず、さらに挙動も予測しにくい事から恐怖症になってしまうケースが挙げられます。

 

また近年ではピエロが悪役やホラーの表現に使われる事もあり、それが原因になっている人もいます。

 

症状としては極度の嫌悪感や緊張、不安感、発汗、動悸などがあります。ひどい場合はピエロの置き物や画像だけでも症状が表れる時もあります。

 

 

道化(ピエロ)恐怖症への対処、克服法や注意点

 

時に日本国内ではピエロ自体は回避しやすい環境にあります。もし偶発的に遭遇しても見なければ良いので、どうしても見ないといけないケースは少ないでしょう。

 

ただし一度見てしまうと頭から離れなくて苦しむケースでは克服へ向けて対処する必要があるかもしれません。

 

社会不安障害とは違い、よほどの重症でなければ医療機関で受診する必要はありませんが、克服法としては自宅での曝露療法が有効です。

 

ピエロ恐怖症に苦しむジョニー・デップさんもあえて自宅にピエロの人形を置く事で克服を目指しているそうです。

(各恐怖症に有効な治療法の一覧)

 

まとめ

 

道化(ピエロ)恐怖症は幼少期での体験や、表情や挙動が分からない事から恐怖を感じる人がほとんどです。

 

悪いイメージで映画などに使用されたり、犯罪者がピエロに扮して犯行に及ぶケースもある事から、ピエロ恐怖症に苦しむ人は今後も増えていくかもしれません。

 

ピエロを避ける事も有効ですが、克服したいのなら自宅での曝露療法が効果的です。もし重症化するようなら医療機関への受診をおすすめします。

 

あなたが道化(ピエロ)恐怖症を克服できる日が来る事を心から願っています。